認知機能検査について1

認知機能検査について 1

認知機能検査1
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ここまでの説明で高齢者講習を受講する目的などを深く理解されたのではと思いますがいかがでしょうか?

「大丈夫だよ、分かったよ〜」と思っていただけたらバッチリです!

それではこのページでは認知機能検査について説明していきます。

どうかじっくり読んで当日の参考にしてください。
認知機能検査をどのように受けたら良いのか、どのように考えて受けたら良いのかを書いてあります。

そしてリラックスして普通に検査を受けてくださいね(^^)

認知機能検査について考えよう

認知機能検査と聞くと、「不合格になるのではないか心配」「先にしっかり覚えておかないとダメだから覚えていこう」と考える方がいらっしゃると思います。

結論から言うと、「不合格」はありませんし、先にご自分で検査の内容を覚えてくる必要はありません。

逆に緊張してしまいます。

普段のようにリラックスして自然な形で検査を受けることが一番です。

理由もお話ししていきますね。

まずは持ち物などからチェックしていきましょう。

【認知機能検査】持っていくもの

認知機能検査に行く前に、必ず持っていくものを確認しましょう!

忘れないでね♪
  1. 「認知機能検査のお知らせ」のハガキ
  2. 運転免許証
  3. 筆記用具
    (受講する自動車教習所によっては準備してあることもあります。確認しましょう。)
  4. メガネ、補聴器など
  5. 認知機能検査手数料  750円  (時間は30分です)
忘れ物をしたら?

忘れ物をしたら認知機能検査は受けられません。
何度か確認して忘れ物をしないように気をつけましょう。

ちくたく

これは「高齢者だから」言っている訳ではありません。
誰だってうっかり忘れてしまうことがあるからです。
忘れ物があれば教習も講習も検査も基本的には受けられないのです。
忘れ物をしないように気をつけましょう。

【認知機能検査】当日の服装など

認知機能検査当日の服装などを考えましょう!

季節に合った服装でね♪
  • リラックスできる服装で行きましょう。
  • 寒いときは温かい服装にすると安心ですね。
  • 暑いときは熱中症にならないように涼しい服装が良いですね。
  • 熱中症防止の飲み物や塩あめなども持っていくと良いでしょう。

【認知機能検査】受検の手続き

自動車教習所に着いたら認知機能検査を受検する手続きをしましょう!

  • STEP01
    自動車教習所に行こう
    予約した日時に自動車教習所へ行き、受付で手続きしましょう。
  • STEP02
    申請書に記入し検査手数料を支払おう
    まず申請書に必要事項を記入します。
    そして認知機能検査手数料の750円分の収入証紙を申請書に貼りましょう。
    ※難しい場合は受付の人が手伝ってくれますよ。
  • SETP03
    教室へ行こう
    手続きが終わったら案内に従って指定の教室へ行きましょう。

自動車教習所によっては先に教室に案内されて、そこで手続きを進める場合もあります。
自分の行った自動車教習所の案内に従ってくださいね。

検査の時間は30分です。
少し時間に余裕をもって行くと安心ですね(^^)

それでは次に「認知機能検査」について大切なことをお話ししていきます。

【診断はない!】自動車教習所での認知機能検査では「認知症」の診断をしない

認知機能検査

ここで最初に間違えないでほしいことがあります。

自動車教習所で行う認知機能検査はあなたが認知症であるかどうかの診断を行うものではないと言うことです。

認知症の診断は専門の医師により行われます。

この検査の目的は、高齢運転者に対して自分の認知機能の状態を自覚していただくことにあります。

ちくたく

あくまで自動車教習所で行う「認知機能検査」ですから、
ここでは認知症などの診断をしません。

ミミ

間違えないようにしてね!
ここでは診断されるわけじゃないよ!

検査なので色々先に調べてきて緊張してしまうよりも、リラックスして普通に受けた方が良いのです。

緊張すると慌ててしまいますし、本当はきちんと回答できるのにリラックスしていないので間違えたり、とても疲れたりしてしまいます。

火事場の馬鹿力は長くは続かないのです。

ちくたく

私たちには「もしかしたらこの人はどこかで覚えてきたのかな?」と分かります。
そして覚えてきたり調べてきたのだろうなぁと言う方のもったいない間違いなどをよく見ています。

ミミ

例えばどんなことを間違えるの?

ちくたく

そうだね。
例えばこんなことです。
先に家などで覚えてきた方を間違えて記入してしまうのです。

  • 検査中に頑張って覚えたけれど思い出せなくて、「A」と書くところを最初は書けなかったとします。
  • そのあと、もし先に覚えたり調べたりしてこなかったら、次の問題でちゃんと「A」と思い出せる場合があります。
  • ところがどこかで先に覚えてきた方を思い出してしまって「B」と書いてしまったりするのです。
ミミ

ええ!それはもったいないね・・・!!

ちくたく

そうなんです。
覚えてきたために逆に記憶が混乱してしまうのですね。
そのため私たちはリラックスした状態で認知機能検査を受けられることをおすすめしているのです。

本当は分かることを間違えてしまうのはもったいないですよね。

ただ「認知機能検査って何をやるのかなぁ?」と言う疑問や不安はあまりない方が安心できると思います。

その疑問や不安を取り除くために私たちのブログの「認知機能検査」のページは存在します。

認知機能検査を受ける日は認知機能検査だけで高齢者講習は行いません。

ゆったりとした気持ちで検査を受けに行きましょう!

それでも認知機能検査で良い結果を出したい方へお伝えしたいこと

とても大事なことなので、ここはくわしくお話していきます。

高齢者男性Aさん

理由は分かったけれど、やっぱりまだまだ運転したいから良い結果じゃないと嫌だよ。

高齢者男性Bさん

認知機能検査が大丈夫だったら免許の更新はできるし、免許がないと生活に困るんだよ・・・。

高齢者女性Cさん

でもまぁ今回は検査の内容をちょっと先に調べて覚えていくわ。

など、覚えてこなくていいことは分かるけれど
認知機能検査で良い結果を出したいと思う方は多いと思います。

なぜなら

認知機能検査の結果が悪い = 運転できなくなるから大変!

このように考えてしまうからではないでしょうか?

ミミ

そうだよね。
確かに急に車やバイクの運転ができなくなっちゃうと、
買い物や通院とか自分の普段の生活に困ることも出てくるもんね・・・。

ちくたく

そうだね。
その気持ちは本当に分かりますよね。
その上で「認知機能検査を普通に受けないで本当に良いのかな?」と考えていかなければいけないのです。

ミミ

ふむふむ、分かりやすく言うと、
検査の前はダメなのにご飯食べちゃった!」ってことと同じことをしてるってこと??

ちくたく

その通り!
それだと正しい結果も出ないですよね。
そして認知機能検査は「検査」であって「試験」ではないからね。

今回だけなんとか良い結果を出したとして、そのあとはどのようにしていくのか?と言うこと。

そこまで考えている方はどのくらいいるのでしょうか?

次の免許更新まで3年ですが、それまでの間もまったく自分は変わらない、絶対大丈夫!だと言えるでしょうか・・・?

ちくたく

私の父はアルツハイマー型の認知症でした。
そのような経験からこのようなお話をしています。

ミミ

ミミのおじいさんも認知症だったの。
車の運転もそうだけれど進行すると本人も周りの人もとても大変だったから、早く分かった方が良いよね。

ちくたく

さらに言うと私は高齢者の赤信号無視による交通事故にも巻き込まれたことがあります。
実際に高齢者による事故を経験しているのです。
私たちのお話しすることはすべて経験からきているものです。

認知機能検査のときだけなんとかしようとすることは
ご本人にとってもご家族にとっても本当の優しさではありません。

先ほどの皆さんと会話をしてみましょう。

高齢者男性Aさん

理由は分かったけれど、やっぱりまだまだ運転したいから良い結果じゃないと嫌だよ。

ちくたく

そうなんですね。
もし今あなたの認知機能が低下していたら早くに分かって良かったことになりますよ。
そのとき同じように運転し続けていたらどうなりますか?
まだまだ運転をしたい場合は普通に検査を受けて安全運転をした方が良いですよ。

高齢者男性Bさん

認知機能検査が大丈夫だったら免許の更新はできるし、免許がないと生活に困るんだよ・・・。

ミミ

そうだね、急に免許がなくなると困るよね。
もし普通に認知機能検査を受けて大丈夫だったら
安全運転を続けることと同時に免許がない場合の生活も考えてみたらどうかな?
ずっと運転を続けるのは難しいよね。

高齢者女性Cさん

でもまぁ今回は検査の内容をちょっと先に調べて覚えていくわ。

ちくたく

そうなんですね。
ただ覚えていっても全部をそのときに思い出せるかは別ですし大変ですよ。
間違えた答えを書いてしまうかもしれませんよ。
日頃から認知機能の低下を防ぐ生活を過ごすようにした方が良い結果が出るかもしれないですよ。

どちらの考え方の方がこれからの安全運転につながるでしょうか?
それではさらに考えていきましょう!

【高齢者の事故】矛盾した考えになっていないか考えよう

矛盾

交通事故での悲しいニュースをたくさん見て、何も考えないことはないはずです。

ここで言う「考えること」とは「かわいそうだなぁ」と言う悲しい感情ではありません。

「怒りの感情」はわきませんか?と言うことです。

自分が交通事故のニュースを見ているところを想像してみてください。

加害者が運転していたと思われる車は前がぐちゃぐちゃ。
運転手本人はなんだかぼんやりとしています。
道路には被害者の血のあとがまだ生々しく残っていて大丈夫だったのかとても心配な状況です。

それを見て、

中年男性Aさん

なんだ、こいつは!
自分の運転で人が大けがをしたのに反省もしていないようだ!

高齢男性Cさん

こう言う人は免許を取り上げた方がいい!

中年女性Aさん

もっと厳しくした方がいいわよ!

このように思ったことは絶対に、絶対にありませんか・・・?
そしてなぜ怒るのでしょうか?

「免許を取り上げた方がいい」
「もっと厳しくした方がいい」

このように思ったり怒ったりしたことがある方は、なぜそのように思ったのでしょうか?

ミミ

事故を起こして誰かが大けがをしたことと、
反省しているように見えないことと、
もしかしたら「他人のこと」を「自分のことみたいに」考えたから・・・??

ちくたく

そうです!
このとき皆さんは思いっきり「自分のこと」のように感じ「自分の気持ち」を重ねて考えているのです。

と言うことはつまり、

「ほかの人の運転による交通事故にはとても怒る」けれど、
自分は「認知機能検査で正確な結果が出ることを嫌う」と言うことは矛盾している。

と言うことです。
さらに考えていきましょう。

矛盾した考えになっていないかさらに考えよう

先ほど怒っていた方を例にあげます。

この方は交通事故を起こした人に対して「免許を取り上げた方がよい!」と怒っています。

高齢男性Cさん

こう言う人は免許を取り上げた方がいい!

そう感じることはとてもよく分かります。

そして「そう思いながらも自分は認知機能検査だけはなんとかしたい」と考えるならばそれは矛盾している、と言うことです。

考えるならばこうなるのではないでしょうか。

高齢男性Cさん

こう言う人は免許を取り上げた方がいい!
私なら危険な運転はしないぞ。
もしそうなったら運転はやめることを考えるぞ。

ちくたく

そうですね。
ほかの人の交通事故などを見て
「ひどいなぁ」
「自分は気をつける」
「もしそうなる場合は運転をやめる」
と考えると矛盾はなくなりますね。

高齢者講習の前の認知機能検査ではあなたの認知機能が分かりますし、結果が悪ければ医師の診断を受けることになります。

それのどこが悪いのでしょう。

自分の体に起こった異変が分かって対処が可能になるのは「悪いこと」なのでしょうか。

先ほどの「怒りの感情」を持ったことがある方は、
「この認知機能検査だけがなんとか良い結果になれば良いと言うわけではない」と言うことがすでに分かっているはずです。

加害者になってしまうことを防ぐ。

これにハッと気づき理解できるのであれば、認知機能検査をリラックスして普通に受けることの意味も理解できるのではないでしょうか。

そしてあなたが交通事故による悲しいニュースを見て「怒りの感情」を持ったことがあるのなら、安全運転をすることの大切さもはっきりと理解されていると私たちは信じています。

高齢者は敬うべき存在

「でも高齢者はなんとなくバカにされているような気がする・・・」

そのように思われる方はいらっしゃいますか?
もしいらっしゃったら、まったくそう思う必要はありませんよ。

そしてもしバカにしているような人がいたとしても、そのような人は無視して良いです。

現在高齢者講習を受ける年齢にある方々は、長い昭和の時代を経て現代まで私たちを支えてきた方々です。

そうでなくてもここまで頑張って長く生きてこられたのですから、それだけでもその下の年齢の方からは敬われるべき存在なのです。

ちくたく

そして高齢者講習や認知機能検査とは高齢者をバカにしたり除け者にしたりしているわけではなく、
これからも安全に運転を続けてほしいために作られたものだと言うことを覚えておいてくださいね。

高齢者講習のあり方は変わっていく

高齢者講習のあり方も今後は変わっていくことが予定されています。
その際「試験制度」になることもだいたい決まっています。

ちくたく

まだどのようなものになるかは分かっていません。
ただ「試験制度」に変わったら重要視されるのは「交通ルール」や「安全運転」になってくるのは予想されますね。

そのため高齢者の特性を知り、運転するときのクセに気づき、さらに今以上に気をつけて運転していくこと。

それが何よりも大切なのです。

そして高齢者の方々もその下の年齢の方々も、
お互いに思いやりの気持ちを持ってこれからも安全運転をしていきたいですね(^^)

おすすめ

認知症のことや認知機能の低下を防ぐための入門書はこちら。
とても分かりやすく書いてあります。
だいたい1〜2時間くらいで読める内容です。

認知症になっても元気に暮らしている方のお話も載っていますよ。
気になる方は一読されることをおすすめします。

運動不足を防ぎましょう。

お散歩をしたり、家の中での簡単な運動からでも、
運転中の安全確認やアクセルとブレーキの踏み間違えを減らすことが可能ですし、
何より高齢でもとても楽しく素晴らしい毎日を過ごせます。

デイケアセンターなどでも大人気のようですね(^^)

まとめ

今回は認知機能検査を受けることについてのお話をしてきました。
それではまとめです(^^)

今回のまとめ♪
まとめ
  • 認知機能検査はリラックスして普段どおりの状態で受けよう!
  • リラックスできる服装で行こう!
  • 認知機能検査では「認知症」の診断はしません。
  • 先にどこかで調べたり覚えたりしなくて大丈夫!
    逆に間違えたりします。
  • 矛盾した考えになっていないか考えよう!
  • 高齢者は敬うべき存在です。
  • これからは高齢者講習のあり方も変わる予定ですよ。
    交通ルールや安全運転の方をより重要視しよう!
ちくたく

今回は長くなったのでこの辺でおしまいです。
まだまだ認知機能検査のことを続けていきますよ!

ミミ

実はミミは試しに認知機能検査を受けてみたよ!
それはまた今度お役に立てるようにちゃんと説明するね♪

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