こちらは前ページから続くページになります。
とても長くなってしまったので、二つに分けました。
前ページでは「手がかり再生」の感想まででしたが、このページでは、「手がかり再生」の途中から始まります。
前ページをまだ読んでないかも?という方は、前ページもご覧いただくと、更に理解できるようになりますよ(^^)
- 「手がかり再生」で注意することとは?
- その次の「時計描画」とは?
さっそく続きを見ていきましょう。
>> 【チェック!】新しい高齢者講習(実車試験)の対象になるか調べてみる

【認知機能検査】手がかり再生・前回までの振り返り
前回まではこちらをご覧ください(^^)
⬇︎⬇︎ 【実録レポート】認知機能検査を試しに受けてみた!(1)

【認知機能検査】もったいない間違え方!イラストを覚えてくると検査のときに混乱する
最初に認知機能検査でよく見かける「もったいない間違え方」をお伝えします。
私たちは認知機能検査のお試しをし、どんな内容の検査をするのかを体験するために、何冊かの本を紹介しています。
これらの本は認知機能検査を自宅で試してみる場合は最適です。ただ、丸暗記をしてきたために本番の認知機能検査で暗記したものをとりあえず書いてしまうという、とてももったいない間違え方をよく見るのです。
例にあげて見ていきましょう。
「戦いの武器」の回答を記入するとします。
そして、あなたが「戦いの武器」を全て暗記してきた場合、記憶の混乱が起こってしまう可能性があるのです。
もちろん、ご本人は間違えているとは全く思ってもいません。
暗記してきて全部回答できた!
きっと大丈夫だわ〜。
これは・・・!
もしかすると回答を覚えてきているかもしれない間違え方だなぁ。
お家などで少し試してみて大丈夫そうだったら、そのまま普通に認知機能検査を受けましょう。
逆に言えば、お家などで少し試したときに覚えられないことが多ければ、それは認知機能検査でも同じようになるということです。
実際に検査を受けてみて、何も覚えてこない方が混乱しなくて良いってことがよく分かったよ。
記憶力が良いということはとても良いことですね(^^)
お家では試してみるだけにして、丸暗記はしないようにしましょう。
それでは次の検査の準備をしましょう!
認知機能検査 【時計描画】〜時計の文字盤を完成させる〜


それでは次の検査を行います。
用紙をめくってください。
「問題用紙5」です。
時計の文字盤を書いてもらいます。
(時計を描くんだね。)


問題用紙はこのような感じです。
(記事作成時)
【説明は次のとおりです】
この検査では、時計を描いてもらいます。
最初に、時計の文字盤を描いてもらいます。
大きな円を描いて、円の中に数字を全部書き込んでもらいます。
あとで時間を指定しますので、
その時間を示すように時計の針を描いてもらいます。
イラスト出典:警察庁
描き間違いをした場合は、代わりの用紙を渡しますので
手をあげて知らせてくださいね。
何か質問はありますか?
(時計かぁ、いつも見ているし大丈夫かな?)
それでは用紙をめくってください。
「回答用紙5」です。


回答用紙はこのような感じです。
(記事作成時)
イラスト出典;警察庁
それでは時計の文字盤を描いてください。
えんぴつを持って始めてください。
(時計の文字盤だね。)
◇
◇
〜 検査中 〜
◇
◇
はい、やめてください。
えんぴつをおいてください。
(ふぅ〜〜。)
◇
◇
◇
次に、今描いた時計の文字盤に、時計の針を書き込んでもらいます。
針はなるべく線で描くようにしてください。
描き間違えた場合は二重線を引いて訂正してください。
(ふむふむ・・・。)
それでは、「11時10分」を指すように描いてください。
えんぴつを持って、始めてください。
(11時10分だね!)
◇
◇
〜 検査中 〜
◇
◇
はい、やめてください。
えんぴつをおいてください。
以上で検査は終了です。
お疲れ様でした。
終わった〜!
お疲れ様でした!
ちくたく先生、ありがとう♪
以上でミミの認知機能検査は終了しました。
結果はどうだったのでしょうか?
ちくたく指導員に採点してもらいましょう。
【認知機能検査】採点!! 〜結果発表〜


結果はミミひとりだからすぐ分かるんだけれどドキドキ・・・。
採点は採点基準に従って通常と同じように行いました。
なお採点方法は次のとおりです。
認知機能検査の判定
認知機能検査の判定は「総合点」による判定になります。
満点の場合は「100点」です。
つまり「総合点」は「100点満点中、◯◯点」ということになります。
76点以上 | 第三分類 (記憶力・判断力に心配ありません) |
49点以上 76点未満 | 第二分類 (記憶力・判断力が少し低くなっています) |
49点未満 | 第一分類 (記憶力・判断力が低くなっています) |
※49点未満であっても直ちに認知症であることを示すものではありません。
認知機能検査・総合点の計算
総合点の計算は、次の計算式にあてはめて計算します。
総合点 =
1.15 × A + 1.94 × B + 2.97 × C
係数をかけるんだね。
芸術点のあるスポーツの点を出す方法に似ているね。
- A 【時間の見当識】最大 15点
年、月、日、曜日、時刻が正しく回答されているかについての点数 - B 【手がかり再生】最大 32点
記憶した16種類のイラストが正しく回答されているかについての点数 - C 【時計描画】最大 7点
時計が正しく描かれているかについての点数
結果と認知機能検査のあとに考えられること
認知機能検査のあとに考えられることをまとめてみました。
参考にしてみてくださいね。
⬇︎⬇︎ こちらももう一度ご覧くださいね。



さてミミの採点結果はどうだったのでしょうか?
結果発表です!
よくテレビで聞くようなドラムロールが聞こえる気がするよ〜〜。
ミミ、お疲れ様でした!
認知機能検査を受けてみてどうだったかな?
最後に感想をもう一度まとめてもらいましょう。
まとめ 〜認知機能検査を受けてみて〜
さて全ての認知機能検査を終えて、ミミが思ったことをまとめてみました。
認知機能検査は時間にして30分ではありますが、少し疲れたようです。
まだ「認知機能検査」が不安だったら
さて、ミミは認知機能検査を受けてどうだったでしょう?
とても勉強になったよ!
時間があるときにお家で試しに何回か受けてみるのは良いと思うよ♪
そうですね。お家で少しやってみるのはおすすめです。
ただもったいない間違い方をすると正しい検査結果は出ませんので、覚えるのではなくお試しでやってみるのが良いですね。
参考になる本は一度認知機能検査を試してみたい方向けです。
次の本は高齢者講習が変わっても為になる内容でオススメですよ。
本を買われない場合は、【認知機能検査が全てわかる!】体験談!認知機能検査を試しに受けてみた!(1)と、現在のページを「お気に入り」や「ブックマーク」にしておいてくださいね。
警察庁のサイトは ➡︎ こちら をクリックかタップ!
何度もお伝えするように、回答を覚えてしまったために間違える可能性も多いことも忘れないでくださいね。
「認知機能検査だけなんとかしたい」という考えはやめましょう。
「ちょっと知っておいて検査当日に不安でいないため」にしてね♪
安全に長く運転するために本当に必要なもの
「認知機能検査」を受けて、高齢者講習を受けて、いつか車やバイクの運転をしなくなる日まで、これからも安全運転を続けていくコツはあるのでしょうか?
もちろんあります!
まずは認知機能の低下を防ぐ生活をすること。そのためには「認知機能低下を知ること」がとっても大事です。
ちゃんと「認知機能の低下」や「認知症」と向き合ったことはありますか?
\ まずは「敵」知ることから!おすすめの本はこちら /










こちらの本は、「もの忘れ外来」を開設された先生の本です。認知症などの基本的なことが分かります。
だいたい1〜2時間で読めるのでおすすめですよ。
そして「認知機能の低下」を防ぐためにオススメなのが塗り絵です。
塗り絵は楽しみながらやってみるのが良いですね。
そして効果が高く、ちくたく指導員のお父さまもやっていたのが日記をつけることです。
塗り絵もやっていたそうですよ(^^)
私の父は「アルツハイマー型認知症」だったので、日記をつけることは効果があったようです。
日記をつけることは、先ほど紹介した「脳活性ノート」でもおすすめされているよ。
普通のノートに書いて大丈夫!(^^)
100円ショップにも売っていますし、昔からあるキャンパスノートなどでも大丈夫です。
日記はあとから思い出しながら書くことがおすすめです。
- 「今日は何を食べたかな?」
- 「勝った野球チームはどこだったかな?」
などを書いてみましょう。
普段から日記をつける習慣をつけると良いですね。
そして大切なのは身体機能の維持です。
お散歩をすることもとても良いですし、それが難しいと感じる場合は簡単な運動から始めましょう!










認知機能の低下を防ぎ体も健康でいることは安全運転につながりますし、何より高齢になってからの生活が楽しく過ごせるのです。
良いことばっかりだね♪
【これからは試験も!?】高齢者講習のあり方は変わっていく
今後は2022年(令和4年)5月より、高齢者講習のあり方が変わることは決まっています。
>> 【チェック!】新しい高齢者講習の対象になるか調べてみる
その際には「試験制度」が導入されることも決まっています。
ただその時だけ「認知機能検査」をなんとかするよりも、日頃から認知機能の低下を防ぐことをしていた方が良いでしょう。
それができていれば、「認知機能検査」にも「高齢者講習」にも、「実車試験」の対策にもなるのです。
日頃から気をつけていれば、もし車やバイクの運転をやめても変わらず楽しく生活できますよね。
私も強くオススメします。
これからも安全運転を続けていく。
そのために「本当に必要なことは何だろう?」ということを考えることが何よりも大切なのです。
⬇︎⬇︎ こちらもご覧くださいね。



長い記事になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
ここまでしっかり読まれた方はきっと大丈夫。なぜなら「ちゃんと考えている」ということですからね(^^)
認知機能検査の当日に元気で検査を受けられるように、前日はよく寝て、忘れ物に気をつけて自動車学校・自動車教習所に行きましょう。
私たちの体験談が少しでも皆さまのお役に立てれば良いなぁと願っています。














