ここまで高齢者講習を受講する目的や認知機能検査について説明しました。
ここからは高齢者講習の受講内容を説明していきます。
免許満了時の年齢が70歳〜74歳の方、そして認知機能検査を終えた75歳以上の方が受けることになります。
受講時間も2時間(120分)、3時間(180分)と年齢などによって変わってきます。
確認してしっかり講習を受けましょう(^^)
【高齢者講習】持って行くもの
自動車教習所に行く前にもう一度持っていくものを確認しましょう!
忘れものをしたら講習が受けられません。
忘れものをしないように気をつけましょう!
【高齢者講習】当日の服装
当日は運転しやすい服装でいきましょう。
サンダルやハイヒールなどはやめましょう!
ブーツもバイク用のものだけOKですよ。
高齢者講習の受講手続きをしよう
自動車教習所に着いたら受付に行って高齢者講習を受講する手続きをしましょう!
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STEP01自動車教習所に行こう予約した日時に自動車教習所へ行き、受付で手続きしましょう。
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STEP02申請書に記入し講習料金を支払おうまず申請書に必要事項を記入します。
そして高齢者講習料金の収入証紙を申請書に貼りましょう。高齢者講習の料金・2時間(120分)の方 5,100円
・3時間(180分)の方 7,950円
・臨時高齢者講習の方(医師の診断を受けてきた方)
2時間(120分) 5,800円
※難しい場合は受付の人が手伝ってくれますよ。 -
STEP03教室へ行こう手続きが終わったら案内に従って指定の教室へ行きましょう。
高齢者講習の時間は次のとおりです。
(年齢はそれぞれ免許満了時のものです)
・70歳〜74歳の方 ・75歳以上で認知機能検査の結果が第三分類の方 ・臨時高齢者講習の方(医師の診断を受けてきた方) | 2時間(120分) |
・75歳以上の方で 認知機能検査の結果が第二分類、第一分類の方 | 3時間(180分) |
手続きが終わったあと、予定時間になったら高齢者講習が始まります。
お手洗いなどは済ませておきましょう。
高齢者講習の内容
高齢者講習の内容は次のとおりです。
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STEP01双方型講義双方向型講義と言います。
時間は30分です。 -
STEP02運転適性検査運転適性検査とは視力検査のことです。
時間は30分です。 -
STEP03実車指導教習指導員が同乗し自動車教習所内のコースを教習車で走り、実車指導をします。
時間は60分ですが、お一人 約10分です。 -
STEP04個別指導75歳以上の方と臨時高齢者講習の方(医師の診断を受けた方)は個別指導を行います。
時間は60分です。
実車指導での運転を振り返り、ビデオでの講習を行います。 -
STEP05お疲れ様でした!高齢者講習は以上です。
講習終了後に高齢者講習終了証明書を受け取っておしまいになります。
高齢者講習の詳しい内容
ここまで高齢者講習の流れを説明しました。
ここからはさらに詳しい内容を説明していきます。
【双方向型講義】 30分
【双方向型講義とは】
講師が主体となって講義をしながら受講される方にも参加してもらう形で行うもので、時間は高齢者講習では30分です。
例えばこのような感じです。
講師が問いかけをします。
最近は交通事故での死者が減りましたがなぜでしょう?
◯◯だからかなぁ?
もしかしたら◯◯かも!
このように短い時間ではありますが講習を受ける方にも意見を述べてもらい、
お話ししながら講習を行います。
30分ではありますが、ためになるお話が多いので
楽しんで聞いて学んでくださいね。
このときテキストブックをもらいますが、その内容を全部説明する時間は残念ながらありません。
新しい交通ルールなどは自宅に帰宅してからテキストブックをよく読んで確認しましょう。
交通ルールは変わるからね。
きちんと確認しないといけないよね♪
【適性検査(視力検査)】 30分
【運転適性検査とは】
高齢者講習で言う運転適性検査は視力検査で、時間は30分です。
検査の内容は次のとおりです。
- 動体視力検査
- 視野度検査
- 夜間視力検査
詳しくは次のとおりです。
動体視力検査とは
- 高齢になると静止視力に比べて動いているものを見るときの視力は落ちてしまいます。
- それが静止視力に対してどのくらいなのかを測ります。
視野度検査とは
- 右目・左目とそれぞれの視野度を測り、その合計の角度を確認します。
- 正面を見て目線を動かさずに上下左右どのくらいの角度まで見ることができるかを測ります。
夜間視力検査とは
- 夕暮れ時やトンネルなど、急に周囲が暗くなると物の見え方は非常に悪くなります。
- 検査では30秒間 非常にまぶしい光の画面を見て、そのあと画面は急に暗くなります。
- その暗さに目が慣れて物が見えてくるまでの時間を測ります。
現在、自動車教習所はとても混雑しています。
そのため3つの視力検査のうち1つの検査を行う自動車教習所もあります。
1つの検査しか受けなかった場合は、加齢に伴って衰えてしまう「目」の役割について確認しましょう。
若いときとは見えているものが狭まっていることをきちんと自覚することが大切です。
【実車指導】 60分
【実車指導とは】
- 教習車に教習指導員と同乗し、自動車教習所内のコースを運転してもらいます。
- 時間は60分ですが、お一人約10分くらいです。
実車指導の目的は、若いときよりも視野や判断力が変わっているところに気付いてもらい、自己流の安全確認を変えてもらうことです。
例えば、若いときよりも視野が狭くなっている方は安全確認が不十分で見落としが多くなります。
若いときよりも安全確認に時間をかけ、首を動かして左右を見たり、
速度を控えめにして見落としの防止などに努めましょう。
また、このとき教習指導員にアドバイスされたことは
必ずこれから注意しましょう。
【個別指導】 60分
【個別指導とは】
- 個別指導は免許満了時の年齢が75歳以上の方と、臨時高齢者講習の方(医師の診断を受けた方)が受けるもので、時間は60分です。
- ※75歳以上の方で認知機能検査の結果が第三分類の方を除きます。
- 実車指導中にドライブレコーダーで録画した映像を見ながらあなたの運転を振り返ります。
実際にドライブレコーダーの映像を見るとどんな感じになるの?
そうですね。
次のようなことによく気がついたりしますよ。
なるほど〜。
いろいろ気がつくんだね。
もし自分の車にドライブレコーダーがついていたら、
自分でもチェックできるからやってみると良いね。
まだ付けていなかったら後からでも付けられるから、良い機会かもしれないね。
家族旅行のときの車内を録画したり、
ほかの思い出も記録できるもんね♪
\ いろいろなドライブレコーダーがありますよ /
取り付けが難しい場合は、車のディーラーか、
カーショップなどに相談してみましょう!
お疲れ様でした!〜このあとの流れ〜
高齢者講習は以上で終了です。
大変お疲れ様でした!
高齢者講習が終わったら、免許更新期間の2ヶ月の間(お誕生日の前後2ヶ月)に免許証の更新をしましょう。
お疲れ様でした!
とても複雑で大変だったと思いますのでお帰りはお気をつけてくださいね。
そして講習が終わったらそこでおしまいではなく、
さらに安全運転を心がけていただけると私たちはとても嬉しいです。
まとめ
それでは高齢者講習のまとめです。
しっかり確認できたでしょうか(^^)?
おさらいしていきましょう!
講習が終わっても安全運転してね♪
高齢者の身体の特性をきちんと覚えておいて、
今まで以上に気をつけて運転してくださいね。