さて、ここまで【学科教習のコツ・基本編】、【学科教習のコツ・勉強法編】と
説明してきました。
今までの説明を読んで「大丈夫そうだなぁ」と思った方はそれでOKです(^^)
ここからは「学科がものすごく苦手」「模擬テストも難しい」といった方がどうしてなかなか先に進めないでいるのかをお話ししていきます。
そのためこのページはとても長いです。
なぜ模擬テストに合格しないのか?
なぜ学科が苦手なのか?
ゆっくり確認しながらその理由をしっかり自覚して、模擬テスト、そして学科試験に合格できるように頑張りましょう(^^)
マンツーマンをしたこともある私が説明します。
必ず合格しますから、なぜ上手くいかないのかを理解していきましょう!
- 【学科教習の苦手な人】点数が取れない!?一つでも当てはまる人は苦手かも!
- 【学科教習で点が取れない理由・その1】問題文を最後まで読んでいない
- 【学科教習で点が取れない理由・その2】教科書(教本)をしっかり読んでいない
- 【学科教習で点が取れない理由・その3】覚えていないのに復習していない
- 【学科教習で点数が取れない理由・その4】試験に出る主な用語を覚えていない
- 【学科教習で点数が取れない理由・その5】自分の交通ルールで解答している
- 【学科教習で点数が取れない理由・その6】長文に慣れていない・長文が苦手
- 【学科教習で点数が取れない理由・その7】同時期に入校した人と比べて焦ってしまう
- 【学科教習で点数が取れない理由・その8】何とかなると思っている
- 【学科教習で点数が取れない理由・その9】素直じゃない
- 【学科教習のコツ3】まとめ
【学科教習の苦手な人】点数が取れない!?一つでも当てはまる人は苦手かも!
ではこれから「こういう方は学科で苦戦している」「点数が取れない」かも・・・?の例をあげていきます。
説明はあとにして、どんどん「点数が取れない」「苦手」な理由をあげていきますね。
あわわわ・・・!!
- 問題文を最後まで読んでいない
- 教科書(教本)をしっかり読んでいない
- 覚えていないのに復習をしていない
- 試験に出る主な用語を覚えていない
- 自分の交通ルールで解答している
- 長文に慣れていない・長文が苦手
- 同時期に入校した人と比べて焦ってしまう
- 何とかなると思っている
- 素直じゃない
うぎゃ!!
さて、どうでしたか?
当てはまるところはあったでしょうか?
それではひとつずつ説明していきますね(^^)
【学科教習で点が取れない理由・その1】問題文を最後まで読んでいない
まずひとつ目は、そのまま読んで字のごとく
「問題文を最後まで読んでいない」
です。
模擬テストなどを何回も受けても点数が上がっていかない、点数が取れない。
その大きな理由の一つです。
しっかり問題文を読まず、だいたいで読んでしまって
きちんと理解しないまま解答してしまっているのです。
ふむふむ、例えば?
【学科教習のコツ・勉強法編】でも説明しましたが、丸暗記するべきポイントはあります。
もう一度確認してみましょう。
上記の「特に覚えるところ」は覚えるしかありません。
模擬テストを何回も受けながら、だんだんと覚えていくんですね。
ところが、ちくたく指導員によると、
「問題文を読んでる?」と聞くと「読んでます」と言うんだけれど、
ちゃんと読んでいないから
テストの時間が早く終わっちゃったりしているんですよね。
とのこと。
当てはまる方は、もしかしてテストの点数はなかなか取れないけれど、時間がすごく余ったり早くテストが終わったりしていませんか?
問題文をきちんと読んでいる場合は時間がかかります。
引っかけ問題を理解しようとしているからです。
しかし最後まできちんと読んでいない場合はサラッと進んでしまうため、逆に時間が余ってしまってテストが早く終わってしまう。
それで採点をしてみると、かなり間違えてしまっていると言うわけです。
そういった場合は深く考えていないことが多く、
根本的なところが分かっていないのです。
- 根本的なことが分かっていないので、試験が苦手な方ほど早く終わってしまう。
- 要するに問題文をよく読んでいない。最後まで読んでいない。
そのため「引っかけ問題」にも引っかかっていないのです。
問題文の大事なところは完全にスルーしている状態ですね。
それが時間がかからない理由です。
引っかかっていないけれど、もちろん問題には間違ってしまいます。
なるほどなぁ。
他には何かある?
あります。
実はしっかりと根本的なことが分かっていないのに
問題文(模擬テスト)を受けすぎて、問題文を暗記してしまうこともあるのです。
問題文を暗記するほど模擬テストを受けているのに、受けたあときちんと「なぜ間違えてしまったか」を考えないと
何回模擬テストを受けても同じところを間違えてしまいます。
これはとてももったいないです。
同じ引っかけ問題にずっと引っかかっているのなら、
なぜなのかしっかり確認しないといけませんね。
問題文は最後まできちんと読んで解答し、
そこで間違えてしまったところをしっかりと覚えていきましょう(^^)
しっかり覚えていない原因は次の理由にもつながっていきます。
さっそくそちらも確認してみましょう。
【学科教習で点が取れない理由・その2】教科書(教本)をしっかり読んでいない
ここまで何度も説明していますが、教科書(教本)をしっかり読んで覚えることは基本です。
教科書(教本)を読んで先ほどの「特に覚えるところ」はきちんと覚えていますか?
やっぱり基本は大事なんだね。
そうですね。
早く進む裏技のような近道はなく、遠回りに思えても基本を抑えること。
それが一番の近道です。
だいたいの人は引っかけ問題に「あれ?」となって、「ああ、これはこうだな」と解答していきます。
ひねられた問題にもしっかり解答していけるのは、きちんと教科書(教本)を読んで少しずつ覚えていったからです。
点数は少しずつ取れるようになっていきますから、頑張って覚えていきましょう。
この部分は基本ですから、【学科教習のコツ・基本編】と【学科教習のコツ・勉強法編】のページでしっかりと確認していきましょう!
【学科教習で点が取れない理由・その3】覚えていないのに復習していない
「覚えていないのに復習をしていない」ということも今までの基本と同じです。
受けられる学科教習が終わっていたら、
しっかり復習しましょう。
「特に覚えるところ」は丸暗記してくださいね。
なぜなら、答えは教科書(教本)に全て載っていて、
そこからしか問題は出ないからです。
復習もせずに模擬テストなどを受けても、教科書(教本)を覚えていないのですから
点数が取れない、合格できないのは当たり前なのですね。
最初はビックリするほど点数が取れません。
それが普通です。
最初は驚くほどできないのです。
間違えたところを確認して、しっかりと復習して、また模擬テストなどを受けてみましょう。
問題文のクセも分かるようになりますよ。
そしてだんだんと点数を取ることができるようになり、合格点に達することができるようになります。
そうなってくるとそこから点数が落ちてしまうことはありません。
それはしっかりと復習をして、きちんと頭に入って覚えた証拠なのですね(^^)
頑張って復習していきましょう!
【学科教習で点数が取れない理由・その4】試験に出る主な用語を覚えていない
さて、「その4」は「試験に出る主な用語を覚えていない」です。
これはどういうことなのでしょうか?
主な用語とは何でしょう?
そして「主な用語を覚えていない」とは一体どういうことなのでしょうか?
これは勘違いをしていることが多いです。
例えば次のような勘違いです。
- 自分は自動二輪だから、その用語だけ覚えておけば良い。
- AT車限定だからMT車の用語は覚えなくて大丈夫かも。
- MT車だからAT車限定の用語のことは試験に出ないよね。
- 普通自動車免許だから自動二輪の用語のことはいいかな。
- トラックとかは乗らないから用語も覚えなくてもいいよね。
学科教習は皆さん同じことを学んで覚えます。
自分が自動二輪の免許を取得しにきているから。
AT車限定だから。
トラックに乗らないから。
関係ないところは覚えなくて大丈夫だと思う。
これは大きな勘違いです。
試験には教科書(教本)に載っている用語が使われます。
あなたが手にした教科書(教本)の内容は、覚えなくてはいけないものですし試験に出るものです。
自分の受けている車種の分野だけの用語が試験に出るわけではありません。
そして用語の意味を覚えていないと問題の意味がわかりませんから、
点数を取ることもできないというわけですね。
つまり、
- AT限定免許が主流になってきたが、まだまだMT車の免許を取得する方もいる。
- AT限定免許の方もMT車の用語を覚えなくてはならない。
- MT車の方もAT限定免許の用語を覚えなくてはならない。
- 自動二輪の方も普通自動車と同じことを覚えなくてはならない。
ということ。
このように勘違いから関係のないと思ってしまう用語も、しっかりと覚えなければいけないのです。
ときどき「問題文に載っているクラッチって何ですか?」と聞かれたりしますよ。
あとは「アクセル」は分かるけれど「スロットル」が分からないとかですね。
クラッチとは何でしょう?
スロットルとは何でしょう?
答えは全て教科書(教本)に載っていて、試験に出ることもあるかもしれませんよね。
他に例えばどんな用語があるでしょうか?
これはほんの一部です。
問題の意味が分かるように、
しっかりと用語の意味を覚えておきましょう。
用語を知らないことは恥ずかしいことではありません。
それよりも「知ったふり」をして間違いを直せないことの方が大変ですよね。
分からない用語があったら、調べたり聞いたりして、しっかり覚えてしまいましょうね(^^)
教科書(教本)に載っている用語は全て関係があって試験に出ます。
しっかりと用語を覚えておきましょう!
【学科教習で点数が取れない理由・その5】自分の交通ルールで解答している
先ほどから説明している通り、学科試験の答えは全て教科書(教本)に載っています。
それは理解しているものの、学科試験になると「自分の正しいと思っていること」を解答してしまう方がいて、間違えてしまうのです。
間違えてしまう理由は一体どのようなことなのでしょうか?
例えば次のようなことです。
歩行者のそばを通るときは、
絶対に安全な間隔をあけなければならない。
【注意:この問題は当サイトが作成した例題です。】
この例題を見て、
(あ、歩行者のそばは危ないもんね、絶対に安全な間隔をあけなきゃね!)
いいえ、答えは×です。
安全な間隔があけられない場合は徐行しなければなりませんが
通過することはできますよ。
ええっ!でも間隔をあけないと危ないと思うけど!?
それが「自分の(正しいと思った)交通ルール」です。
本当の交通ルールではないのです。
上記のようになってしまうわけです。
あなたが「これは危ないからこうだな」と思ったとしても、正しい交通ルールかどうかをきちんと教科書(教本)で確認して覚えましょう。
「自分の交通ルール」で解答してしまう方は「自分の交通ルール」で解答して間違うことがあるため点数を取ることができません。
さらにきちんと「原則と例外」を覚えていないと点数は取れません。
教科書(教本)は読んでいるものの、きちんと覚えていないため
このような「自分の交通ルール」で答えてしまうのです。
やっぱりしっかり教科書(教本)を覚えないとダメなんだね。
正しいことは全て教科書(教本)に載っています。
その中の「特に覚えるところ」である「原則」と「例外」はとても大切なところです。
しっかりと覚えて、「自分の中の正しい交通ルール」ではなく「正しい交通ルール」で解答しましょう!
【学科教習で点数が取れない理由・その6】長文に慣れていない・長文が苦手
文章を読む力や国語力などにもつながってきますが、最近では短いメッセージを読むことが増え、普段の生活の中で長い文章を読んで理解することが少なくなりました。
会話の中では短いやり取りの方が楽しく、楽だったりもして、短い文章のやり取りも時には有効ですよね。
ただ学科教習や試験となると違います。
そこまでの長文ではないものの、表現は変わっていても「正しい交通ルール」を判断しなくてはなりません。
一番最初の「その1」でもあったように、問題文を最後まで読む力もないといけないのですね。
長文に慣れていないと問題文を読んでも意味が分からなくなってしまいます。
学科試験の問題文に慣れて、しっかり解答できるように練習していきましょう。
長文を読み解いていくコツは次のようになります。
先ほどの例題を正しく読み取れるように練習してみましょう。
問題文を箇条書きにして考えて覚えたり、答えられるようにしていきます。
例文を見ていきましょう。
歩行者のそばを通るときは、歩行者との間に安全な間隔を
あけなければならないが、
道路が狭かったり障害物があるなどして安全な間隔を
あけることができないときは、
徐行して通行する。
この例文を箇条書きに分解してみましょう。
接続詞や助詞をこのように区切って無くしていくと、分かりやすく覚えやすくなりましたね(^^)
最初は難しいなぁと思っても、「慣れ」です。
最終的にできるようになればOKなのです!
コツが分かれば問題文の意味も分かってきます。
最後の試験も運転免許試験場などでの学科試験になりますから、一緒に頑張っていきましょう(^^)
もちろん通っている自動車学校・自動車教習所の教習指導員に聞いても大丈夫ですよ。
【学科教習で点数が取れない理由・その7】同時期に入校した人と比べて焦ってしまう
お友達と一緒に入校したり、同じ入校式にいた人を何となく覚えていたりしますよね。
最初はそんなに気にならなかったけれど、教習が進むにつれて
「あれ?自分よりも早く進んでいないかな??」
などと思うこともあると思います。
同じ時期に入校した人が自分よりも早く進んでいて、その上自分がうまく進んでいないとなると、焦ってしまったりしていませんか?
そのようなとき、自分とその人との進み具合を比べないようにしましょう。
- 教習の進み具合も人それぞれ
- ゆっくり進める人もいる
- 早く免許を取得するために頑張る人もいる
- 苦手なところを何度も頑張る人もいる
進み方も進め方も人それぞれ違うのです。
進み方が人それぞれなのに焦ってしまうと、まだ自分の実力が追いついていないのに、人と比べて同じように進めようとして上手く教習が進まなくなるのです。
さらに最も大切なのは次のこと。
卒業後に安全運転をし続けること
安全運転以外に重要なことはありません。
せっかく自動車教習所に通って失敗をしながら学べるのですから、焦らずにそれを有効に使っていきましょう。
もちろん学科教習も技能教習も同じです。
誰かと比べるのではなくて、お互いに学び合えることはステキなことだよね!
もしお友達が先に合格したり卒業することがあったら、そこは「おめでとう!」ですよね。
そして自分は教習期限を考えながら、自分のペースでしっかりと学んでいきましょう(^^)
【学科教習で点数が取れない理由・その8】何とかなると思っている
「まぁ、何とかなるでしょ!」
そう思っている方は少なくないはずです。
だいたいの方は学科教習も技能教習も、苦労しながらだんだんと成長を続け、卒業していきます。
それが「何とかなる」ということなら、半分当たりで半分は違います。
頑張ったのですから、努力をしたはずですよね。
その結果「何とかなった」と言えます。
つまり努力せずに「何とかなる」と言うことは無い!ということです。
学科教習を受講中に他のことを考えてしまったり、覚えるべきところを覚えないままで本当に何とかなるでしょうか?
ただ単純に「何とかなる」と思っている方は大きな勘違いをしています。
しっかりとやるべきことをやって卒業を目指しましょう(^^)
【学科教習で点数が取れない理由・その9】素直じゃない
皆さんは真面目に教習を受けていると思います。
それでは「素直じゃない」とはどういうことなのでしょうか。
それは学ぶ姿勢です。
具体的にはどういうこと?
そうですね。
例えば次のようなことです。
例えば模擬テストなどで成績が上がらないとき、教習指導員からアドバイスがあることがあります。
アドバイスを受けたときどのような気持ちや姿勢でアドバイスを受けるか。
実はとても重要なのです。
本当にまれな場合なのですが、アドバイスを素直に聞いてもらえないことがあるのです。
なるほど、分かるかも。
ちょっとすねちゃうんだね。
そうですね。
こうしたらどうかな?と思って言うのですが、素直に聞いていないなぁ、となるんですね。
模擬テストなどで点数が取れないと、嫌になってしまう気持ちはとてもよく分かります。
嫌になってしまったときこそ教習指導員からのアドバイスがあったら、素直に聞いてみましょう。
なぜなら素直に聞くことが点数が取れるようになる「高速道路」だからです。
「こうしたら良いと思うよ」というアドバイスに対してスルーしてしまう、と言うのはあまりにもったいないのです。
その上でさらに分からないことがあったり、点数が取れない悩みなどは教習指導員に相談しても大丈夫ですよ(^^)
私はどうしても難しい場合などはマンツーマン指導をしたこともあります。
できない時の気持ちはとてもよく分かりますが、変にすねたりヤケになったりせず、素直に自分と向き合ってみてくださいね。
なかなかうまく進まないときの気持ちは本当によく分かります。
なかなかうまく進まないときこそ素直に「できないのはなぜだろう?」とアドバイスを聞いたりしてみてください。
きっと良い方向に向かうはずです!
ぜひ自分と向き合って頑張ってみましょう(^^)
【学科教習のコツ3】まとめ
ここまで長く説明してきましたが、どう感じたでしょうか?
簡単にまとめていきましょう。
学科が苦手、それはそれで仕方がないのです。
それでも免許が欲しい!ということなのですから、コツを覚えて頑張って乗り越えていきましょう。
私たちはそのように卒業していった教習生をたくさん見てきたのです。
これページを最後まで読んだあなたが学科試験に合格できるのは間違いないですよ(^^)
そして運転免許試験場などで合格し、無事に免許を取得できたあともずっと安全運転でいてくださいね!
◇ ◆ ◇
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