- MT車をオススメされたけれど周りのみんなはAT限定免許だった
- AT限定免許の方が楽そうだけれど…
- 自分にはどっちが良いのかハッキリ知りたい!
車(普通自動車)の免許を取る!と決めたけれど、MT車とAT車と2つあるなぁ…となり、「どっちが良いのかな?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
親や周りの人はMT車を勧めてくるけれど、でもMT車に乗るかなぁ…と、少し悩んでしまいますよね。
結論から言うと、AT車でOKです!
現在ではAT車が主流です。
MT車の免許が必要である特別な理由がない限りは、AT車を選んでOKですよ。
この記事を読めば、あなたがAT限定免許で良い理由、またはMT車を選んだ方が良い理由が分かります。
一緒に考えていきましょう。
【AT車でOK!】今はAT限定免許が7割!
昔は「男はMT車でしょ!」と言われていました。
しかし現在の自動車教習所での免許比率はというと、次のとおり。
AT限定免許 | 70% |
MT車 | 30% |
また現在市場に出回っている車の9割以上がAT車と言われています。
詳しくは少し下の方にある「それでもAT限定免許をオススメする理由」の表をご覧ください。
おお〜!
今はこんなにAT限定免許が多いんだね!
- AT車とはオートマチックトランスミッション車のことです。
英語の Automatic Transmission の頭文字をとってAT車と略して呼んでいます。
ギアチェンジを自動で行います。 - MT車とはマニュアルトランスミッション車のことです。
英語の Manual Transmission の頭文字をとってMT車と略して呼んでいます。
左足を使ってクラッチ操作をし、自分でギアチェンジを行います。
今と昔ではAT車の普及率が増えたのが大きな理由
現在ではその時代とだいぶ世の中が変わり、AT車の方が一般的に普及しているため、AT限定で普通自動車の免許を取得される方が多くなっています。
一昔前まではまだまだMT車に乗っている方がたくさんいたので、自分の車を購入するまでは家の車に乗るということがよくありました。
そのため普通自動車の免許を取得するときにはMT車を選ぶ方が多かったのです。
AT限定免許がなかった時代もありました。
時代も変わり、現在はAT車限定免許でOKなのです。
それでは具体的にAT車限定免許で大丈夫な理由を述べていきますね(^^)
【ダサくない!】AT限定免許をオススメする理由
AT車限定免許をオススメする理由は次のとおりです。
おお〜。
これを見るとAT限定免許で大丈夫そうだね!
そうですね。
例えば技能教習の最短時間も次のように違いがありますよ。
AT限定(技能教習) | 最短 31時間 |
MT車(技能教習) | 最短 34時間 |
技能教習の最短時間もAT限定免許の方が3時間短くなっています。
人によりますが、MT車より少し早く免許を取れる可能性が高いのです。
「それじゃあMT車ってどうなの?」と思われる方もいるでしょう。
それでは次にMT車の免許取得をオススメする場合やMT車の良いところ(メリット)などを説明します。
MT車をオススメする場合とMT車の良いところ(メリット)
MT車をオススメする場合やMT車の良いところ(メリット)は、今後ずっとAT車とMT車で迷わないこと。
トラックなどではMT車も残っていますし、スポーツカーなどで運転操作を楽しんでいる方もいます。
それではMT車の方で免許を取得すると良い場合を見ていきましょう。
MT車かAT限定免許かで迷った場合に抑えておきたいポイントは「仕事など毎日の生活に関わってくるか」です。
AT限定解除は時間がかかる
限定解除に必要な技能教習の時間は最短で4時間です。
しかし必ずしも4時間でAT限定解除できるわけではありません。
最短4時間でAT限定解除できる方もいる一方で、AT限定免許であまり運転をしていなかった方の場合、最短時間の倍以上の時間がかかってしまう方も。
女性の方でもディーラーの受付になってあとでMT車の免許が必要になった方などもいますよ。
その場合はAT限定解除で良いんじゃないの?
もちろん大丈夫ですよ。
ただ意外と限定解除に時間がかかってしまうのです。
AT車とMT車では操作が違います。(クラッチを使った運転になります)
簡単だと思っていても慣れるまでに時間がかかってしまうのです。
ミミも最初はMT車だったけれど、AT車に変わってもMT車の感覚は忘れていなかったよ。
MT車の方で免許を取得するとMT車の感覚は忘れないでいられますね。
- AT限定解除をする必要がない
- 一度MT車で普通自動車の免許を取得すれば悩むことはない
転職などでMT車の免許が必要になっても困りません。
「じゃあMT車でいいのかな…」と考えるかもしれませんが、それでも現在はAT限定免許がオススメです。
さらに詳しく説明していきます。
【免許比率も見よう!】それでもAT限定免許をオススメする理由
MT車の免許の良いところを踏まえた上で、MT車の免許を取得を希望する方以外のほとんどの方にAT限定免許をオススメする理由(AT限定免許で良い理由)は次のとおりです。
市場に出回る車もAT車が増え、現在はAT限定免許で困らない世の中に変わってきました。
例えば古くからある「AT限定免許はダサイ…」という価値観もすっかり変化。
普通自動車免許で運転できるトラックも今ではAT車の方が多くなっています。
さらに免許取得の比率データを見てみましょう。
普通免許 | 全国合計 |
---|---|
限定なし(MT車) | 304,546 |
AT限定 | 811,692 |
上記の表の数字は、令和4年度中の都道府県別指定自動車教習所の卒業者数のうち「普通自動車」の「限定なし(MT車)」と「AT限定」の全国の合計の数字です。
(警察庁の運転免許統計 令和4年版より)
令和4年度の統計では、茨城県は限定なし(MT車)が多い
(限定なし:22,451、AT限定免許:16,310)
上記以外は全てAT限定が多く、AT限定免許はダサイどころかAT限定免許が現在の主流なのです。
参考:バイクのAT車とMT車の免許比率は?
参考までに、普通自動二輪(バイク)も見てみましょう。
普通自動二輪(小型限定を除く) | 全国合計 |
---|---|
限定なし(MT車) | 166,568 |
AT限定 | 4,465 |
自動二輪は嗜好性(趣味)が高く、自動二輪はだんぜんMT車の方が多いです。
大型自動二輪となるとさらにバイクが趣味である人が多くなるので、免許比率は大きくMT車がAT限定免許を上回ります。
小型限定(ピンクナンバー)となるとまた免許比率が変わり、合計でAT限定免許の方が多くなります。
細かく見ていくと、都道府県によっては比率が逆になったりと大変興味深い統計に。
通勤や買い物の足となるために取得される免許に小型限定が多いので、地域の道路などの事情や生活スタイルによるのかもしれませんね(^^)
ミミは小型限定なんだけれどMT車だよ♪
ただ次に乗るなら多分スクーターかなぁ。
小型限定を解除してステップアップしていくなど、本当に自動二輪は趣味の要素が強いですからね。
さらにAT限定免許をオススメする理由
さらにAT限定免許をオススメする理由は、免許だけではなく、車のディーラーで取り扱われる車の種類も以前よりもAT車とMT車の比率が変わっているからです。
車のディーラーであるTOYOTA(トヨタ)の営業さんから聞いたお話は次のとおり。
今はトラックなどを除いてMT車は5車種あるかどうかですね。
スポーツカーなどです。
なんと、MT車が5車種あるかどうかだそう。
親に言われたり友達などに見栄を張ってしまって「なんとなくMT車」を選んだ場合は次のようなことが起こりやすいです。
- MT車の免許である目的が弱いので教習を挫折しやすい。
- そのため来校しなくなってしまうことも…。
- 結局 車種変更(MT車からAT限定免許へ)をして手数料がかかってしまう。
免許を取る相談を40代以上の方にされた場合、40代以上の年代の方はMT車の免許を持っている方が多く、教習もMT車で受けた方が多いです。
そのため「免許はMT車の方が良い」というアドバイスもされることが多々あります。
しかし時代が昭和・平成から令和へと変わったように、取得する運転免許への価値観もおおきく変化し新しくなりました。
上記の理由からも、現在はAT限定免許がオススメなのです(^^)
まとめ|現在はAT限定免許でOK!
それではおさらいをしていきましょう!
昔は迷わずMT車でしたが、現在は昔の価値観とはすっかり変わりました。
通常ではAT限定免許でまったく困らない時代です。
せっかく自動車の免許を取得するのですから、自分のためになる方、自分の好きな方で良いのです。
そして何よりも自分が選んだ方で、楽しい教習ライフを送ってくださいね(^^)
いつも有益な情報ありがとうございます🌟
MTとATどちらにしようか迷っていた友人に紹介したかった記事だな~と思いました♪
友人は結局MTにしたのですが、
クラッチ操作がどうしてもできずに、講習中にMTからATに切り替えてました。
(もちろん、MTの高い講習費用は戻ってこず…。
「はじめからATにすればよかった~!」と嘆いていました/笑)
これからも更新楽しみにしています♪
pekoさん、コメントありがとうございます(^^)
記事も読んでいただき嬉しいです。
ご友人、そうだったのですね〜。
MT車とAT限定免許は悩んでしまいますよね。
AT限定免許に切り替えられたあとでも全ての経験はけして無駄にはなりません。
どのようなことにも言えるのですが
さまざまな痛みや困難(今回は教習料金などや時間ですね)は
きっとご友人の力になっていますよ(^^)
励ましのお言葉もありがとうございました。
のんびりなペースですが少しずつ更新していきますね。